読売の囲み記事

 手元にないのでうろ覚えですが、1月3日付けの三面に自民党が政権を維持し続けてきたのは、総裁選挙により事実上の政権交代があり、国民の意見を吸収できたからだという話がありました。かなりすぐれた論評だと思います。
 過去の自民党は総裁を変えることにより、変わることにより様々な意見を汲み取り、とりあえず自民党という形にしてきました。しかし、裏を返すと自民党に投票したのに自分の考えと違うという事態が多く起きていたのも事実です。
 かなりのことなら対応できてしまう、または対応できるだろうとにおわせるという戦術ですが、このせいで日本の政治は不透明な部分が多くなってきたのではないでしょうか?また、政治不信や政治的無関心もそのような柔軟で変わり易い自民党という政党の作り出したものだったのかもしれません。
 きちんと政党としての理念で選挙を行う機会が近づいたのかもしれません。

 ん?前の自民党のほうがよかった?それならば民主党に入れてください。あの内側がガタガタになった政党が、自民党がたどるべきだった道ですから。